【ブルーピリオド】 鮎川龍二 ”じゃあ会いに来てよ 今すぐ”

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映画ブルーピリオドのユカちゃんこと鮎川龍二は、原作ではもう少し複雑なキャラクターです。

原作5巻から少し紹介します。

主人公の矢口八虎が受験に邁進し努力し続けるのと対照的に、鮎川龍二は彷徨さまよいます。

家族間の確執、複雑な家庭環境。

家庭の不和は深く子供の心を傷つけます。

そんな中、試験に挑む八虎は龍二が心配になり電話をかけます。

とりつく島もない龍二。

“今電話を切られたら絶対に話さなくなる”  八虎は粘ります。  ”何かしてほしいことないの?”

“…じゃあ 会いに来てよ  今すぐ”  龍二が八虎を試すように言います。

“今からはムリだけど…” 困惑する八虎に龍二は冷ややかに笑います。”だよねーっ!”

“でも そういうとこだよ 八虎

君は溺れている人がいたら救命道具は持ってきても 海に飛び込むことはしない

裸で泣いている人がいたら服をかけて話を聞くことはあっても 自分も脱ぐことは絶対にない

教えてやるよ 冷静なんだ君は

正しいよ

正しいから優秀なのさ

君はいつだって優秀だ でもさ…っ

正しい場所からしか話せないなら アタシがお前に話すことは何もないね…っ!!

龍二のこと

試験のこと

八虎は極度のストレスに押しつぶされそうになります。

そして 二人とも

こんな状況になるまで

本当の自分を知らなかったことに

気づきます。

ブルーピリオドの意味は”青の時代

人生の青の時代を、もがきながら切り開いていく。

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