アニメ化が決まった「タコピーの原罪」をご紹介します。
この作品は「タイザン５」氏によって作成された、2021年12月10日から2022年3月25日まで少年ジャンプ＋で連載された漫画です。
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物語の始まり
主人公のタコピーは宇宙人です。
バレーボールぐらいの丸い体に短い手足が４本、タコのように生えています。
ハッピー星からハッピーを広めるため地球までやってきました。
地球に到着したのは良いものの、食べるものもなく、一人空き地の土管に隠れていました。
「おなかがすいたっピ…」
そこに小学生の少女が現れます。
少女は給食の残りのパンをタコピーにあげます。
喜んで食べるタコピー。
タコピーは少女と友達になります。
少女の名はしずかちゃん。しずかちゃんはタコのような生き物に名前を訊ねます。
「名前はなんていうの？」
「”んうえいぬkf”っていうっピ」
「…え？」
「んうえいぬkf」
…なんて読みづらい名前でしょう。困るしずかちゃんを気遣って
「で でも」「好きに呼んでくれて構わないっピ！」
「ふーん じゃあ ”タコピー”」
こうしてハッピー星人「んうえいぬkf」は「タコピー」になりました。
タコピーの恩返し
タコピーはパンをくれた優しいしずかちゃんにお礼をしようと思い、空を自由に飛べるハッピー星の道具をあげようとします。
でも、しずかちゃんは受け取りません。
「空なんて飛べたって どうせ何も変わらないし」
去っていくしずかちゃんのランドセルが落書きだらけでボロボロになっていることにタコピーは気付きません。人間の生活を全く知らないからです。
しずかちゃんの友達
しずかちゃんには仲の良い友達がいます。
だって沢山おしゃべりしているから。
しずかちゃんのお家に行ってみる
タコピーは毎日しずかちゃんから給食の残りを貰い続けます。
ふと、しずかちゃんはタコピーに「（うちに）来る？」と問いかけます。
自宅についていったタコピーはそこでチャッピーという大きな犬に遭遇します。
生き生きと犬とたわむれ、笑うしずかちゃんを初めてタコピーは見ます。
「また明日」微笑むしずかちゃん。
ケンカ
翌日、タコピーは酷く汚れたしずかちゃんに会います。
「…ケンカしたの」しずかちゃんが答えます。
ケンカの意味をタコピーは知りません。
ニコニコしてハッピー道具をしずかちゃんに渡します。
このことが後に大きな事態を引き起こします。
物語の核心へ
物語はタコピーの目を通して展開していきます。
いじめ、暴力、ネグレクト、DV…。
地球人の生活が何もわからないタコピーは、ただ、しずかちゃんに笑ってほしい一心でハッピー道具を使います。
物語が１話１話、重く苦しく展開していきます。
そして徐々に物語の背景が判明していきます。
なぜ、しずかちゃんが酷いいじめに遭っているのか。
なぜ、いじめるのか。
そしてなぜ、タコピーがしずかちゃんに会うことになったのか。
タコピーに何があったのか。
わずか１６話しかない原作漫画は息もつかせぬ衝撃の展開が連続します。
タコピーの原罪とは…。
ぜひ皆様もご一読ください。
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